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やさしい病気の話? 肺炎


◆肺炎とは?

咳、痰、呼吸困難、発熱、胸痛などが主となる症状の肺の感染症です。原因としては肺炎球菌などの細菌、インフルエンザなどのウィルス、マイコプラズマなどの微生物などがありますが、たいていの場合肺炎は細菌によって起こります。抗生物質の進歩により比較的治りやすい病気とされますが、高齢者や免疫の低下した人には危険の多い病気と云えます。

 

◆インフルエンザと肺炎

インフルエンザに感染すると、インフルエンザ自体によるウィルス性肺炎以外に合併症として細菌性肺炎が起こることがあります。細菌による肺炎は、インフルエンザウィルスによって気管支粘膜の防御の働きが低下するために細菌が侵入しやすくなり増殖することで起こってきます。

 

◆適切な治療のタイミング

発熱や咳のほかに黄色などの色の着いた膿性粘性の痰がみられたら、早めにレントゲンや血液・痰の検査をして抗生物質による治療が必要になります。ただ、高齢者では熱や咳もないのに食欲がないという症状だけで肺炎に罹っていたという例はよく見受けますので、念のため検査は受けましょう。

 

◆肺炎の予防について

十分な栄養と睡眠、規則正しい生活が病気の予防としては第一ですが、同様に大切なものとしてワクチン接種があります。インフルエンザワクチンに加えて、肺炎を起こす頻度が高い肺炎球菌のワクチンも効果的です。肺炎球菌ワクチンは高齢者、糖尿病、肝臓病、腎臓病、心肺疾患、脾臓摘出などの肺炎が重症化しやすい方に薦められる予防法といえます。1度接種すれば効果は5年以上続くと考えられています。