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やさしい病気の話? インフルエンザ



インフルエンザについてお話しましょう。

毎年猛威をふるうインフルエンザですが、高齢者や慢性疾患の方には特に恐ろしい病気です。でも、ワクチン接種で予防が可能です。ワクチンの効果や必要性を知って年内にインフルエンザ対策を行いましょう。

 

◆インフルエンザはどんな病気なのか?


☆合併症で命を落とすこともあります。

 インフルエンザは例年1月から2月に流行のピークを迎えるウィルス性感染症です。高熱、頭痛、関節痛やのどの痛みなどの症状で突然発症して瞬く間に人から人へと広がります。大抵は4から5日くらいで症状が改善しますが、肺炎などを合併すると死に至ることもあります。傾向として学童期は感染しやすく、高齢者の場合は重症化することが多くなります。

 

◆毎年流行するのは何故なのか?

☆ひとつにはワクチン接種率の低下が考えられます。

 インフルエンザに関する診断と治療は格段の進歩を遂げていますが、インフルエンザによる健康被害はなかなか減りません。その原因としては20年ほど前に起こったワクチン効果に対する議論によりワクチン接種が日本では低下してしまい、低い接種率のままでいます。毎年のように流行がみられるのは適切な予防接種が行われていないことによるのです。

 

◆ワクチン接種をすればインフルエンザに罹らない?

☆罹ることはあっても、軽い症状で済みます。

 欧米での調査によればワクチン接種を受けた老人のほうがインフルエンザの発生率・入院率・肺炎の発症率・死亡率のすべてにおいて低いという報告があります。この結果から接種していればインフルエンザに罹りにくい、重症化しにくいということになります。どんな優れた治療薬よりもワクチン接種による予防に勝るインフルエンザ対策はないといえます。

 

◆積極的な接種の対象となるのはどんな人でしょうか?

☆第一には重症化しやすい方やその周辺の方になります。

 重症化しやすい方をハイリスク群といい、高齢者、肺や心臓・血管系の慢性疾患の人、血液疾患・腎臓病・糖尿病などの人が含まれます。また、ハイリスク群の周辺にいる人たちも対象となりますので、インフルエンザワクチン接種を受けることが望まれます。受験生も忘れずに接種しましょう。

 

◆ワクチン接種の理想的な時期とは?


☆11月から12月にかけての接種がベストと考えられています。

ワクチンを接種すると2週間ほどで抗体ができ、その効果は3〜4か月持続します。対象となる方は11月から12月にかけてワクチンを接種して、もっとも流行する1月から2月に備えることが必要です。13歳以上の方は1回接種で十分な効果が得られることが分かっています。